裁判所を通さない任意整理で借金解決

不況や病気などで働けなくなって収入が途絶えてしまたり、借金が膨らんでどうにも返済が難しくなってしまった時、債務者を救ういくつかの方法があります。
1・任意整理
2・自己破産
3・個人民事再生
4・特定調停
この中でよく聞く債務整理の方法としては、自己破産と任意整理ではないでしょうか。
自己破産と任意整理では、比較的手軽にできる方法が任意整理です。
4つの債務整理の中で、任意整理は裁判所を通さずに、債務者と債権者の間に弁護士もしくは司法書士が入って和解をさせる方法で、大幅に返済金額が軽減される場合もあり、軽減されない場合でも金利を0にして元本のみでの返済を、3年から場合によっては5年で履行していきます。
そのため、完済までの道筋がはっきりとし、間に第三者が立ってくれることで精神的な負担も楽になります。
■任意整理までの手順
まずは、弁護士事務所か司法書士事務所に相談に行きましょう。
たいていの事務所は無料相談を行っているので、現在の借入の状況がどうなっているのか、いくらづつどのくらいの期間で返済可能かをふまえて、その債務者の経済状況にあった債務整理の方法を教えてくれます。
人それぞれに任意整理が可能だったり、自己破産でなくては難しい状況だったり、どうしても手放したくない家や車がある場合は個人民事再生を勧められることもあります。
決まった収入があり継続勤務が見込める場合は、任意整理の可能性もありますが、あまりに借入額が多い場合は自己破産となることもあります。
弁護士への依頼が決まったら、弁護士は受任通知を金融業者に送付しますので、そこで業者からの督促はなくなります。
それからは弁護士を介しての手続きになりますので、債務者と債権者が直接連絡をとることはほぼありません。
弁護士と金融業者の話し合いで和解が成立したら、その和解の内容に基づいて毎月返済をしていきます。
その後は決められた期日までに返済をしていく必要があり、返済を怠った場合には、和解が破棄され一括で返済しなければならない可能性もあります。
■過払金について
金融業者によっては、今まで利息制限法以上の金額を取っていましたが、任意整理することによって、弁護士はこの利息制限法の15%~20%の金利で計算しなおしてくれます。
その多く金融業者に支払っていた金利の分を返還してくれるよう交渉してくれるのが過払金です。
今まで多く支払っていた金利の分をまとめて返還してくれる可能性があるので、もし過払金が出た場合、借入金よりも多い金額になることがあります。
ただ、きちんと利息制限法以内の金利を取っている金融業者も多いので、すべてに過払金が発生するわけではありません。
■任意整理の返済期間
任意整理の返済期間は、通常3年です。
自分の借入金額が100万円だとすると、36ヶ月の間、月に約2万8千円の返済ですみます。
ただ、借入金額が大きい場合、毎月の金額が多くなり返済が滞ってしまう危険があるので、金融業者との和解が難しくなってしまいます。
その場合は、任意整理ではなく自己破産の手続きとなりますが、金融業者によっては3年~5年の間で和解をしてくれる業者もあるので、まずは弁護士に相談してみましょう。
自己破産ではなく任意整理を選ぶのであれば、無理なく必ず返済できる方法で完済を目指したいものです。
任意整理を行うと、返済までのめどが立って完済への意欲が沸いて来ます。
金利もストップしてもらえるので、無理なく確実に返済できる希望が出てくるようです。
一度弁護士が介入すると信用情報機関にそのことが記載されるので、ローンを組んだりクレジットカードを作ることが難しくなります。
これは、自己破産にしても任意整理にしても同じメリットとデメリットではありますが、今まで悩んでいたすべての借金を返済できるというメリット以上のものはないと思います。

関連記事はこちらをご覧ください。

借金の問題には必ず解決策があります。ご相談に来られた方が最も幸せになれるような解決をご提案いたします。