過去に自己破産の経験がある人との結婚で被るデメリット

具体的に結婚という未来も見えている恋人が、もしも過去に自己破産をしたことがある人だとしたら、その伴侶となる方にもデメリットが発生するのではないか?と思う方が非常に多くいらっしゃるようです。実は、心情の上ではある程度の影響はあるかもしれませんが、少なくとも金銭面などについては、結婚した配偶者の方には直接的な影響は全くありません。
自己破産とは、借金が想像以上にふくれあがってしまい、最終的に自分自身の収入や資産では返済できなくなった場合に採ることができる採取手段の一つです。
法律によってしっかりと明記された正当な行為である反面、実際に行動に起こしてしまうと、その後の一定期間中は様々なデメリットが自己破産の対象者に対して課せられます。
例えば、自己破産後、約5年から7年間など一定期間の間に限って、キャッシングや住宅ローンなどのローンサービスを利用する事が一切できなくなってしまう上、ローン契約が前提となっているクレジットカードの申し込みさえも全て拒否されてしまいます。これは、クレジットカードを発行する信販会社各社がデータを共有する信用情報機関のデータベース内に、いわゆるブラックリストという形で自己破産を行った経緯が個人情報の形で記載されるため、事務的な形で一律拒否されてしまうためです。ちなみに、破産についての情報の記載は最大で約7年程度となっており、この期間が過ぎれば情報は削除され、改めてローン契約やクレジットカードの審査を受けることが出来るように異なります。
もっとも、上述した各種デメリットについては、あくまでも自己破産を行った本人に対してのみ課される影響ですから、破産者とその後に結婚をし配偶者となった方に対しては、具体的な形での制約などは一切課されません。
ただし、当然ですが、同じ屋根の下で生計を共にする夫婦となったことにより、最低限のデメリットは享受しなくてはいけません。
例えば、上述したクレジットカードについては、破産者の名義ではクレジットカード契約を断られてしまいますから、どうしてもクレジットカードが必要であれば、破産者ではなく配偶者の方の名義でクレジットカードの申請を行う必要があります。
また、住宅を新たに購入する場合や、自動車を購入する場合に必要となる各種ローン契約についても、破産者の名義では断られてしまう可能性がありますから、こちらも配偶者となった方の名義で契約する必要が出てきます。ただし、当然ですが、配偶者の方の名義でローン契約やクレジットカードの契約を行う際には、配偶者の方に安定した収入があることが前提条件となるので、注意が必要です。
また、突発的に借金が必要となってしまったり、返済に十分なだけの安定した収入があるにもかかわらずローン契約が認められないというデメリットが発生する可能性がある点だけは、事前に理解しておきましょう。
以上のように、契約面や金銭面では直接的なデメリットは、破産者との結婚を検討している方が被ることは決して多くありません。ただ、金銭面ではなく心情面など人間関係上である程度のデメリットが発生する可能性は否定できません。そのデメリットの一つが、結婚自体を親族など身近な人から反対されるかもしれないという問題です。
自己破産についてしっかりと理解を持っていれば、破産者と結婚したからといって特別大きな不利益を被る事は無いという事が分かりますが、まだまだ自己破産に対しての理解はあまり進んでおらず、破産経験者との結婚に対して反対される親や親族は依然として多いようです。また、破産経験者は、その後、借金自体を行うことができなくなるにも関わらず「また、返済できないくらいの借金をするのでは無いか?」と誤解されてしまうこともあり、これらもある種デメリットとして享受しなくてはいけない点の一つです。

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