新破産法のよいところ

今までの自己破産のイメージはどんなものでしょうか。
「固い」「怖い」というイメージが多いように思いますが、平成17年に破産法が改正され本当に借金で困っている人にととってはとても自己破産しやすいものとなりました。
「破産宣告」が「破産手続きの開始」になったりと文言がかなり柔らかな表現となり、手続きも一本化されました。
また申請者にとって嬉しいのは今まで破産手続きの間に債務者がどうにかしようとすることができましたが、改正により申請者の保護をするためにそれを禁止しました。これにより、申請者は自分のやり直しに向けてしっかりと歩むことができます。
「でも自己破産ってお金全部持っていかれちゃうから、生活もまた借金しなきゃいけないし、就職先も探さないと…交通費とかまたバイトで稼がないと…」
と自己破産後のイメージを持つ方もいると思いますが、実際は全ての財産を没収するわけではありませんのでご安心ください。それも今までは一般家庭の2ヶ月分の生活費しか残してくれなかったものが、破産法改正により3ヶ月分まで認められるようになりました。具体的には99万円まで持てるので、そのお金で暮らせる間に、自分の人生をやり直せるように努力ができるわけです。
また新たな人生を頑張って努力したものの、再び借金がかさみどうにも先行きが不透明になった場合にもう一度自己破産を考える人もいると思います。
今までは10年経たないと二度目の自己破産はできませんでしたが、新破産法ではその期間が7年と短縮されました。
本来はもちろん二度目がないようにするものですが、どうしようもない時のために救済してくれる期間が短くなったということですね。
このように、今までのイメージからがらっと変わって、かなり申請者よりの法律になりました。
では申請はどうすればよいのでしょうか。
自分で自己破産の申請をする場合は地方裁判所の民事部破産課に出向いていかなければなりません。そこで手続きを進めていくのですが、必要な書類があります。
その中でも記入が必要なのが「陳述書」と「申立書」です。どうしてお金が必要になったかの経緯をしっかりと記述しなくてはなりませんし、生活がどんなにキツいかをそこにしっかりと記述しなければなりません。
その他の書類を揃えて裁判所に提出したあと約1ヶ月ほどで審査のようなものが始まります。裁判官とのお話をするのです。そこで「この方には借金の支払い能力がない」と判断された場合、次に進み免責の決定をうけるような形になります。
ですので無職であろうとフリーターであろうとこれが認められれば自己破産は誰にでも可能というわけです。ただ費用を抑えようと考え個人で手続きするよりも、プロに依頼した方が早くできます。しかしその場合かなりの金額が必要にはなってきますので注意しなくてはなりませんが、アドバイスを貰えたり迅速にこれを成し遂げたい人や、全く知識が無い人は専門家を頼るのが一番だと思います。
また全くお金を使わずに申請することも可能です。それは国がつくった「法テラス」で相談をする方法です。「全くお金を使わず」というのは語弊がありますが、融資の相談も可能ですし、弁護士を紹介してくれたりもします。どうしてもお金を使えない、またはお金がない人で困っている人もしっかり自己破産が可能な状況にはなっているといえます。
破産法の改正でかなり自己破産の申請はしやすく、認可されやすくなりました。また破産後の保護体制も以前より断然良い状況になっているといえます。人生に絶望しか抱けなかった人が救済される素晴らしい改正になったと思います。人生の再スタートを切りたいと考える人はよく調べ、または専門家の話を良く聞いて、自己破産の考えてみましょう。

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