債務整理後に住宅ローン審査を通すには?

自己破産が行われた後には住宅ローンの審査には10年間通らない、と言われています。
しかし中には自己破産後に7年間経てば大丈夫、などという情報もあります。
今回は債務整理後に住宅ローン審査を行う場合に、自己破産後どの程度の期間経ってから行うのが適切なのかをご説明させていただきます。
消費者金融やクレジットカード会社、そして銀行系のカードローン会社などからお金を借りてその後に自己破産を行った場合、どの信用情報調査機関に自己破産を行った人の自己破産情報が残るのかを理解する必要があります。
信用情報機関は1つのみ存在しているのではなく、複数の信用情報機関があり、複数の金融会社が別々に個々の信用情報機関を利用して照会を求めています。
消費者金融などの貸金業者が利用しているのは、「JICC」、正式名称を「株式会社日本信用情報機構」と呼ぶ信用情報機関です。
銀行、銀行系のカードローンの会社やクレジットカード会社が利用しているのは「KSC」、正式名称を「全国銀行個人信用情報センター」と呼ぶ信用情報機関です。
クレジットローンを扱う信販会社や自動車のメーカー、家電メーカー、一部の消費者金融の貸金業者、銀行、労働金庫などの各種の金融機関が利用しているのが「CIC」、正式名称を「株式会社シー・アイ・シー」と呼ぶ信用情報機関になります。
これら「JICC」、「KSC」、「CSC」の3つの信用情報機関は組織こそ違いますが、個々の機関で債務者の信用情報や自己破産記録などの破産情報をやり取りしています。
この為、自己破産後に住宅ローンを組もうとした場合、これら「JICC」、「KSC」、そして「CIC」、どの信用情報機関に自分の自己破産記録が残っているかを把握する必要が出てくるのです。
「自動車のローンと住宅ローンの違いについて」
自動車を購入する際に組む自動車ローンはクレジット会社がローンを提供する事がほとんどなので「CIC」もしくは「JICC」の信用情報が関係してきます。
「CIC」と「JICC」の信用情報機関は自己破産などの債務整理を債務者が行った後に5年が経過すれば自己破産記録は消える事になっているので、自動車ローンは自己破産後5年後であれば組める可能性はあります。
しかし、住宅ローンは銀行系のローンとなりますので信用情報機関は「KSC」が関係してきます。
この点が重要なポイントであり、「KSC」の自己破産などの債務整理記録は債務整理を行ってから10年間が経過しなければ官報に記録された情報は消えないのです。
この事から、自己破産を行った人は自動車のローンは自己破産を行って5年後には組める可能性はありますが、住宅ローンは自己破産後5年経過時点では不可能となります。
また、「CIC」についてですが、「CIC」は債務者の自己破産記録を官報に載せる事を現在は行っていませんので、「JICC」と同じく自己破産後5年後であれば自動車ローンならば通る可能性はあります。
「自己破産後に住宅ローンが通る可能性がある金融機関は?」
自己破産をされた方が自己破産後に住宅ローンが通る可能性があるとされているのはノンバンク系の長期固定金利住宅ローンである「フラット35」が有名で、他は地方銀行の住宅ローンや信用金庫のプロパーの住宅ローンとなります。
ノンバンク系の長期固定金利住宅ローンである「フラット35」とは、民間の金融機関と住宅金融の支援機構が提携して提供している最長で35年返済の長期固定金利の住宅ローンの事です。
自己破産を行った人が住宅ローンを自己破産後に組む場合に利用する代表的な住宅ローンがノンバンク系の住宅ローンである「フラット35」と言われています。
地方銀行の住宅ローンや信用金庫のプロパーの住宅ローンを利用して住宅ローンを組もうとする場合、これらの金融機関は「KSC」に住宅ローンを行おうとする人の信用情報の記録の照会を求めます。
また、ノンバンク系の「フラット35」の住宅ローンでも「KSC」に信用情報の記録の照会を求めると言われています。
勿論、自己破産を行った人が「フラット35」以外の住宅ローンの審査に自己破産後に通った例もあります。
自己破産を行った人が地方銀行の住宅ローンに自己破産後9年後に通った例などもあり、この場合には自己破産を行った人が住宅ローン申請時に所有していた担保物件の評価額が高額だった事や、住宅ローン申請時の年収が高額だった事などが住宅ローンの審査通過の要因となったようです。
上記の様に自己破産を経験した人でもそれぞれのケースで自己破産後に住宅ローンの審査に通るまでかかった年数に違いがあります。
この為、自己破産後最低でも7年、出来れば自己破産後10年待ってから住宅ローンの申請を行う事をおすすめします。

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