任意整理って何?
〇この記事を読むのに必要な時間は約3分17秒です。
Contents
任意整理とは
→任意整理とは、裁判所を通さずに借金を減額する手続のことです。
任意整理の条件としては、安定した収入が求められます。 もし、貸金業法改正前の高い上限金利で返済をしていた場合、再計算により元金が大幅に減額したり、過払金として超過支払い分が戻ってくる可能性も大いにあります。 詳細は以下の体験談、特徴及びQ&Aをご覧下さい。 任意整理の体験談⇒ 任意整理の特徴⇒
任意整理はどうやるの?
→債権調査の上、引き直し計算をし、正しい額を決めたら、その元金のみを業者と和解の上、「原資」をみながら3~5年位で分割返済することです。
過払いや親族の援助があれば一括弁済とかもできますし、苦しければ原資の範囲内で3~5年で分割して返します。
任意整理するとブラックですか?
→そうですね。怖いイメージがありますが、大丈夫です。
返済中の利息は付くのか?
→付きません。99.99%つきません。
相談から和解までの利息は付くの?
→付きません。99.99%大丈夫です。
例外は全くないの?
→まれに不動産担保で借りていると、上の方針では上手く行きにくい時もありえます。
その際は個別に説明します。
原資って何?
→返済に回せる月々のお金です。
収入から生活費や臨時の出費を想定し、決めます。
いつから払うの?
→大体相談してから4ヵ月後ぐらいからです。
一斉にスタートするの?
→多くの場合、各業者への弁済は同時ですが、業者から不当なことをいわれ和解できない時は、先にまとまった業者からスタートします。
ATM(業者振込専用機)から払うの?
→違います。
和解で銀行振り込みに変わります。原則、ご本人に各社に振込んでもらい(本人送金)ます。
本人送金以外に何があるの?
→当事務所が、お金をお預かりして、振込ませてもらう事もできます(預かり式)。
そのメリット、デメリットは?
→ご本人送金の最大のメリットは余計な経済的負担がないことです。
銀行への手数料のみです。 デメリットは、面倒くさいことです。 預かり式の場合、当事務所が代行するので皆さんは楽ですが、その代わり1社あたり数百円の手数料を頂くという経済的なデメリットがあります。
過払いはどう役立つの?
→まず大量に過払いがあればそれを元手にして一括弁済できます。
一括弁済すれば一括減額してくれる事もあります。 又、過払いを諸費用にあて、精算する事もできます。
結局、任意整理って、おまとめローンのことだよね。「一本化」とか「完済人」とかってよくみるやつの事?
→全然違います。
任意整理は、1.引き直して元金を圧縮して、2.今後の利息を ゼロにするのです。 おまとめローンは、1.引き直しせず元金をそのまま、2.利息が安くなるだけです。こんなに違います。 例) A社 元金50万円 取引3年 28% B社 元金50万円 取引4年 29% おまとめローンは、まとめ損です。
The following two tabs change content below.

大江戸下町法律事務所
当事務所は、平成16年4月に開業し、弁護士1名、事務スタッフ3名でスタートしました。平成22年には、業務充実のため法人化し、支部を構え、現在弁護士8名(東京7名、柏1名)及び事務スタッフ10名強にて運営しております。いずれのオフィスも駅近で交通至便です。
|当事務所の弁護士紹介はこちら
事務所名は、先祖代々下町で暮らしてきた私の発想(我儘?)でつけました。
当事務所は「正しい人を守る」ための弁護士活動をしています。お金持ちにも、正しい人悪い人いずれもいますし、弱者にも、正しい人悪い人いずれもいます。いずれであっても、正当な人の正当な利益のために働きたいと考えております。
子細なことであっても結構です。お気軽にご相談ください。

最新記事 by 大江戸下町法律事務所 (全て見る)
- 2度目の自己破産であったが免債を得ることができた事例 - 2022年3月12日
- 自己破産で依頼を受けたが、時効により破産申立することなく解決した事例 - 2022年3月12日
- 免責が認められる場合とは? - 2021年6月9日
関連記事はこちらをご覧ください。
