自己破産で依頼を受けたが、時効により破産申立することなく解決した事例
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依頼前の状況
債権者数 5社
債務総額 300万
経緯
大手消費者金融5社から借り入れをしていたが、支払いを滞納した各社からの督促に耐えられなくなり弊所に相談。長年精神を病んでおり収入は年金のみであった。
収入が増える見込みがないことから、自己破産の依頼を受けた。
解決
本人の記憶では、支払いを滞納したのは直近数ヶ月とのことであったが、いざ各債権者から取引履歴を取り寄せ調査したところ、すでに最終取引日から10年近く経過していたことが判明。
そこで各債権者に対し時効援用通知を送付し、破産申立することなく無事解決した。
本件とは異なるが、本来はすでに時効が完成しているにもかかわらず、督促に応じて業者からの和解に応じたり一部弁済してしまい、時効を援用できなくなってしまう事案は珍しくない。
放置してしまっていた過去の借入等の督促が急に来た場合には要注意である。
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大江戸下町法律事務所
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